在宅勤務をしていると、仕事とプライベートの境目がどんどん曖昧になっていく。オフィスに出社していた頃は、電車に乗る、オフィスの席に座る、といった動作そのものが「仕事モード」への切り替えになっていた。でも家で働いていると、そのスイッチが存在しない。気づけば集中力が切れたまま、ダラダラと作業を続けてしまう。
そんな自分にとって、休憩中にコーヒーを淹れる時間が、いつのまにか仕事のリズムを立て直すスイッチになっていた。
休憩のたびにコーヒーを淹れる
始業前ではなく、あえて休憩中に淹れることが多い。集中力が切れてきたな、と感じたタイミングで席を立ち、コーヒーを淹れにいく。始業前に1杯淹れて終わり、ではなく、仕事の区切りごとに小さく淹れ直す感覚に近い。
淹れている間は、ただ「淹れること」に集中する
お湯を沸かして、豆を挽いて、ドリッパーにセットして、少しずつお湯を注ぐ。この一連の流れをスムーズにこなすことだけに意識を向けている時間が、地味に貴重だと感じている。仕事のことは一旦頭から追い出して、次にお湯を注ぐタイミングだけを考える。結果的に、それが強制的な「作業からの離脱」になっている。
飲んだ後は、リセットされた気がする
淹れたコーヒーを一口飲むと、リラックスした気分になり、頭の中がリセットされたような感覚になる。これはあくまで自分の実感であって、科学的にどうこうという話ではないけれど、休憩前後で確実に気持ちの切り替わりを感じている。
逆に、出社する日はほとんど淹れられていない
面白いのは、週2〜3日ある出社日には、このルーティンがほぼ発生しないことだ。移動や身支度で時間に余裕がなく、コーヒーを淹れる時間そのものが取れない。裏を返せば、在宅勤務という働き方があってはじめて、このコーヒーのルーティンが成立しているのだと思う。
もし在宅ワーク中に仕事とプライベートの境目がぼやけて困っている人がいたら、休憩のたびに何かひとつ「淹れる」「作る」動作を挟んでみるのをおすすめしたい。自分の場合はそれがたまたまコーヒーだった、というだけの話だけれど。

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